過去の注目の対局
世界囲碁選手権・富士通杯の歴代大会で話題と注目になった対局及びエピソードです。
第3回大会(1990年) 二回戦 ジミー・チャ四段(北米) vs 趙治勲九段(日本)
盤上の勝負師 vs カジノの勝負師
同じく韓国出身でも全く正反対の道を歩んだ二人の天才棋士。棋風もかなり違っていてどんな対局になるか、楽しみにする囲碁ファンが多い。ジミーチャはインターネット碁の世界では非常に知名度が高く、力強さに加えて計算も明るく、どちらかというと楽天的な碁打ち。対して、趙九段は当時の日本囲碁界では頂点を極めており、常に最善を尽くす緩まない棋風で、両者の激突はこれがはじめて。
結果的にチャが趙を破っただけに、大きな注目を浴びた一局である。
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第4回大会(1991年) 準々決勝 趙治勲九段(日本) vs 馬暁春九段(中国)
趙の宇宙流?・・・でもやっぱり地が欲しい
珍しく趙が大模様を張った一局。地にからい趙だが、同じく地にからい馬に地を取られてしぶしぶ模様を張った。残念ながら、趙の大模様は破られたが、確実に余得を稼いで勝ちを手にした見応えのある一局である。
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第8回大会(1995年) 準決勝 小林光一九段(日本) vs 劉昌赫九段(韓国)
平成の妙手 プロもびっくり!愚形の好手
序盤に小林九段が放った空き三角の手(52手目)が控室をびっくりさせた。後の展開でその意味がわかり、平成の妙手と称され、小林九段が快勝した一局である。
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第9回大会(1996年) 準々決勝 小林覚九段(日本) vs 馬暁春九段(中国)
覚の不覚・・・幻の四コウ無勝負
この対局の終盤(259手目)に、4コウ無勝負に持ち込む手があったのに、小林覚九段はそれを見落としてしまい、負けなくて済むのに
負けてしまった。4コウになれば富士通杯史上初の無勝負だけに、幻の記録に終わった一局である。
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第12回大会(1999年) 二回戦 加藤正夫九段(日本) vs 李昌鎬九段(韓国)
殺し屋宝刀抜かず
加藤九段があえて殺し屋という宝刀を抜かず、何度も李に「生きなさい」と促し、最後の最後で本領発揮し、大石を召し取った痛快な一局。
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第13回大会(2000年) 二回戦 小林覚九段(日本) vs ルイ廼偉九段(韓国)
女流世界最強の国際舞台復帰
女流世界最強のルイ廼偉九段は中国を離れたため、10年間プロ棋戦への出場ルートを失った。韓国棋院の客員棋士となって実力を認められ、韓国代表としての富士通杯初出場。一回戦では強敵の彦坂九段を破り、その豪腕を国際戦で勝率抜群の小林覚がどう迎え撃つか、注目の一局。
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