Fujitsu The Possibilities are Infinite

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そこで、富士通はなにをしているの。

series7 ヨーロッパ中期予報センター気象予測システム(イギリス)

ヨーロッパ21カ国、10日後の天気を予報する。ヨーロッパ中期気象予報センター

掲載媒体:日本経済新聞
掲載日:2000年1月25日

冬は夜が長く、夏の夜はいつまでも明るい。ラップランドの白夜は、70日以上も続きます。北部および内陸部は、冬寒く夏暑い。対照的に南部は湾流のせいでおだやか。フィンランドという一つの国だけでも気候は大きく異なります。北から南まで、広大なヨーロッパにおいて、その差はさらに顕著です。中期気象予報は、ヨーロッパ各国の先の天気を予見する先進技術。その中枢を富士通のスーパーコンピュータが担っています。


日々の膨大なデータからヨーロッパのさまざまな気象データを提供する。
富士通のスーパーコンピュータが実現する気象予報システム、その一例です。

パスカル、トリチェリ、ボイル、ベルヌーイ…16~17世紀、ヨーロッパにおける圧力や温度・水蒸気などに関するさまざまな研究や理論の確立は、気象予報に飛躍的な発展をもたらしました。

1820年には、ドイツで世界最初の天気図が作られ、天気予報に歴史的な1ページがスタート。以来、ヨーロッパの天気予報は、つねに世界のトップレベルにある、とされています。

現在、中期気象予報の中心となっているのが、ヨーロッパ圏22カ国の協力で1979年に設立されたヨーロッパ中期気象予報センター(ECMWF)です。ここでは毎日、気象観測用気球・ブイ・船舶・航空機・衛星から送られてくる100万件以上もの情報をもとに大気の状態をデータ化。地球物理学の法則によって、大気が気象に与える影響を予測しています。

ECMWFから提供される10日先の天気予報や気象データは、ヨーロッパの参加各国の気象庁へ送られ、海洋探査・建造建築V重工業・環境調査・電力の供給からイナゴ群の発生予測、スポーツイベント等の開催まで、あらゆる分野に役立てられています。

このような中期気象予報の精度は、膨大なデータを複雑な計算式で超高速かつ安定した性能で処理できるスーパーコンピュータが決定づける、といっても過言ではありません。このセンターにはデータ処理の中枢として、富士通のスーパーコンピュータが導入されています。

より信頼性の高い天気予報を目指して、ヨーロッパの英知とハイテク知能が一つになって実現するヨーロッパの中期気象予報。富士通の最先端技術は、見えないところで、今日も働き続けています。



世界屈指の精度を誇るヨーロッパ中期気象予報センター(ECMWF)の中期気象予報は、大気の数値シミュレーションを基本に、物理学の法則から天気を予報する数値予報を採用。観測で得られたデータを網目状の三次元の大気シミュレーションモデルに集約。地球上の数百万の地点における風や気温・水蒸気などの条件を与え、それをもとに各点での将来値を算出し予報を行います。この複雑で膨大な時間を要する計算を富士通のスーパーコンピュータが担当。気象衛星からの情報が飛躍的に増えるこの先、その優れた演算能力に大きな期待が寄せられています。

ヨーロッパ中期気象予報センター(ECMWF)