掲載媒体:日本経済新聞
掲載日:2001年1月24日
奈良盆地の東南に位置する桜井市は、三輪そうめんの里。手延べそうめん発祥の地とされ、多くの店が軒を連ねています。おいしいそうめん作りには冷たく乾いた空気が欠かせません。日々の天気予報を把握することがとても重要です。富士通は、日本気象協会が提供する地域に密着した天気予報を先進技術で支えています。
盆地に吹きおろす冷たい風とやわらかな陽差し、そして清冽な水がいいそうめんを育てます。
三輪そうめんの天日干しの光景は冬の風物詩。北が吹けば天気がよくなる。東が吹きせせらぎがざわめいたら湿気が多くなる。空気を肌で感じるようになったら一人前。職人たちがそう言われてきたように、伝統の味を作るには、日々の天気を知ることが欠かせません。
風土がはぐくむおいしさはもちろんのこと、さまざまな産業の場においても、地域や暮らしに根ざした天気予報が、有効に利用されています。
おなじみの市・町・村単位の天気予報や各種産業のニーズに合わせた気象予報の中心となっているのが、旧運輸省(現、国土交通省)のもと、1950年に設立された財団法人日本気象協会<Japan Weather Association>です。
ここでは、富士通の最先端ネットワーク技術およびコンピュータで構成された気象オンラインシステム<MICOS>によって、気象庁から提供される国内外のデータ、<JWA>独自の雨・雪・雷などのデータを収集。放送局・新聞社をはじめ、農業・漁業・運輸・建設など、それぞれの使用目的にもとづいた情報を作成し、目に見える気象情報として提供しています。
また関係各所に情報を配信する全国12ヶ所の拠点を集中監視。安定したシステム稼動を実現しています。
快適な暮らしや生産性の向上、防災に役立つ、よりきめ細やかな天気予報を目指して、高度な気象技術とハイテク知能が提供する気象情報。
富士通の最先端技術は、見えないところで今日も働き続けています。
日本気象協会<JWA>の気象オンラインシステム<MICOS>は、1977年に稼動を開始。1日14万件以上もの膨大な気象データをもとに解析解読後、ユーザーニーズに即した画像処理や予測処理を行ない、活用しやすい気象情報として、市・町・村、各種産業界などに提供しています。富士通は、このシステムの設計はもとより、ネットワーク構築、スーパーコンピュータ、ソフトウェア、データベースなどの開発・製造・メンテナンスまでを担当。その高い処理能力と信頼性で、暮らしに根ざした天気予報をサポートしています。
財団法人日本気象協会