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年間2000億円の売上を誇る大企業の経営統合システムを、わずか1年10ヵ月で本番稼働にまでこぎつける-。この難題に敢然と取り組み、見事に実現した日本ミルクコミュニティ様。実はその裏側には、一人のキーマンの存在がありました。今回のインタビューにも登場する、執行役員 システム企画部長 本橋 英一氏です。
「今回のプロジェクトは約5000人/月の大規模開発プロジェクトでした。私は過去にも同規模のプロジェクトにも携わっていたので、最初は何とかなるだろうと思っていました」と本橋氏は語ります。

また、旧社ごとに異なっていた業務プロセスを、一つにまとめるのもそう簡単なことではありませんでした。まずは各部署の部署長を集め、新システムのコンセプトや方向性についての説明会を開催。また、現場からも若手のリーダーを集め、要求定義書の作成に参加してもらったそうです。「基本設計の終了後、若手には業務統一の説明会をするために、地方の拠点を廻ってもらいました」と本橋氏。システムだけが動いても、現場が使えないのでは意味がない。そこで早いうちから、全社レベルでの意思統一を図ったと続けます。
さらに開発プロジェクトのメンバーに対しても「相・連・報(相談・連絡・報告)」を義務付け、「一度決めたことは変えない。変える必要があるときは、必ず相談すること」との方針を定めました。本橋氏に情報を集約することで、問題点を早期に洗い出すことが狙いです。これにより、開発遅延や品質低下につながる多くの問題が迅速に解決されました。
各システムのリリースに際しても、判定会議で本橋氏のOKが出ない限りは、本稼働に移せないようにしたとのこと。「MEGMIS全体の日次本番判定は1月22日(注:月次本番判定は2007年2月13日)だったので、判定会議が集中した年末年始の二ヵ月弱は、私もずっと家に帰れませんでした」と本橋氏は苦笑します。
まさに八面六臂の大活躍を繰り広げた本橋氏ですが、プロジェクトを振り返って「みんなが本当に頑張ってくれたことが良かった」と一言。システム開発に掛けるリーダーの熱意と、現場の努力が一つになったことが、今回のプロジェクトを成功に導いたと言えるでしょう。