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岐阜県飛騨市にある東京大学宇宙線研究所の「スーパーカミオカンデ」では、宇宙から飛来するニュートリノが放つかすかな光を求めて24時間365日観測を続けています。1万本を超える光センサーが収集する観測データは、なんと1日に約50ギガバイト。従来は、日々蓄積されていく膨大なデータをテープメディアに保管していましたが、その環境では再解析のためのデータ読み出しに数ヵ月もかかるケースがあります。そこで、東京大学宇宙線研究所では、より高速な解析システムとファイル転送システムの構築を決断。富士通をパートナーとして新システムの導入を推進しました。

蓄積した観測データをパラメーターを変更しつつ再解析する。ニュートリノの研究に欠かせないこのステップを加速するため、富士通では、ブレードサーバ270台をつないで、従来の約35倍の演算性能をもつシステムを構築。さらに、基幹IAサーバとストレージを連携させたファイルシステムで、毎秒900MBのデータ転送速度を実現しました。これにより、長い時には半年も費やしていた<過去データの読み出し~解析>が、わずか数日に短縮。世界最高クラスのパフォーマンスを備えた高性能プラットフォームが、ニュートリノ研究の進展に貢献しています。

解析システムの中核となるのは、ブレードサーバ「PRIMERGY(プライマジー)」。270台を接続し、540プロセッサ・1,080コアからなるPCクラスタを実現しました。さらに基幹IAサーバ「PRIMEQUEST(プライムクエスト)」を3台と、ストレージシステム「ETERNUS(エターナス)」、ファイル転送ソフトウェア「Parallelnavi SRFS for Linux (パラレルナビ エスアールエフエス)」の連携により、高性能なファイルシステムを構築。1080並列アクセス時に、1秒あたり900メガバイトのデータ転送性能を達成しました。
