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事例概要 東京大学宇宙線研究所 [スピード]

膨大な量のニュートリノ観測データを高速で読み出し、解析する最先端のシステムを実現。

課題

1日に50ギガバイト(文庫本20万冊分)も収集する観測データをスピーディーに解析したい。

従来のテープによるデータ保存では、データの読み出しと再解析に時間がかかりすぎていた。


対策・効果

1日に50ギガバイトずつ蓄積されていく観測データ。
読み出し~解析をスピーディーに行えるシステムを新構築。

岐阜県飛騨市にある東京大学宇宙線研究所の「スーパーカミオカンデ」では、宇宙から飛来するニュートリノが放つかすかな光を求めて24時間365日観測を続けています。1万本を超える光センサーが収集する観測データは、なんと1日に約50ギガバイト。従来は、日々蓄積されていく膨大なデータをテープメディアに保管していましたが、その環境では再解析のためのデータ読み出しに数ヵ月もかかるケースがあります。そこで、東京大学宇宙線研究所では、より高速な解析システムとファイル転送システムの構築を決断。富士通をパートナーとして新システムの導入を推進しました。

スーパーカミオカンデ実験施設
写真はスーパーカミオカンデの内部
ニュートリノを観測する直径約50cmの巨大な光電子増倍管が1万個以上並んでいる。



圧倒的なパワーとスピードを持つ新システムの稼働により、
6ヵ月かかった観測データの再解析が、わずか数日に。

蓄積した観測データをパラメーターを変更しつつ再解析する。ニュートリノの研究に欠かせないこのステップを加速するため、富士通では、ブレードサーバ270台をつないで、従来の約35倍の演算性能をもつシステムを構築。さらに、基幹IAサーバとストレージを連携させたファイルシステムで、毎秒900MBのデータ転送速度を実現しました。これにより、長い時には半年も費やしていた<過去データの読み出し~解析>が、わずか数日に短縮。世界最高クラスのパフォーマンスを備えた高性能プラットフォームが、ニュートリノ研究の進展に貢献しています。

データ読み出しから再解析までの時間を大幅に短縮!



採用ポイント

採用のポイント データ転送と解析のスピードアップ 運用コストの削減 万全のサポート体制
データ転送と解析をトータルにスピードアップさせる、高性能・高信頼なシステム提案が魅力的だった。

ブレードサーバは省電力性にも優れており、ランニングコストが削減できた。

富士通の24時間365日のサポート体制が安心だった。


 
東京大学宇宙線研究所 対談へ 1日に文庫本20万冊分にものぼるニュートリノの観測データ。どんなシステムで解析しているのでしょうか?

東京大学宇宙線研究所 対談へ

1日に文庫本20万冊分にものぼるニュートリノの観測データ。
どんなシステムで解析しているのでしょうか?



導入システム

解析システムの中核となるのは、ブレードサーバ「PRIMERGY(プライマジー)」。270台を接続し、540プロセッサ・1,080コアからなるPCクラスタを実現しました。さらに基幹IAサーバ「PRIMEQUEST(プライムクエスト)」を3台と、ストレージシステム「ETERNUS(エターナス)」、ファイル転送ソフトウェア「Parallelnavi SRFS for Linux (パラレルナビ エスアールエフエス)」の連携により、高性能なファイルシステムを構築。1080並列アクセス時に、1秒あたり900メガバイトのデータ転送性能を達成しました。

主要製品 ブレードサーバ PRIMERGY(プライマジー) 基幹IAサーバ PRIMEQUEST(プライムクエスト) ストレージシステム ETERNUS(エターナス) ファイル転送ソフトウェア Parallelnavi SRFS for Linux (パラレルナビ エスアールエフエス) ブレードサーバ PRIMERGY(プライマジー) 基幹IAサーバ PRIMEQUEST(プライムクエスト) ストレージシステム ETERNUS(エターナス) ファイル転送ソフトウェア Parallelnavi SRFS for Linux (パラレルナビ エスアールエフエス)






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USER PROFILE

スーパーカミオカンデロゴ
東京大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設

1998年、世界で初めてニュートリノに質量があることを発見した実験装置「スーパーカミオカンデ」が設置される研究施設(岐阜県飛騨市)。地下1000メートルに位置する実験装置で今日も観測を続け、宇宙と素粒子の謎に迫るための研究を行っています。
URL http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/