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経営層の皆様へ オッペン化粧品株式会社[コスト削減] 対談

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背景
御社の事業展開についてお聞かせください。


経緯
従来、抱えていた課題と御社の新システムについてお聞かせください。


効果
新システムの効果と富士通に期待することをお聞かせください。


-

安泰とも言われていた化粧品業界。
しかし、そこにも激しい競争があった。


——

オッペン化粧品は、女性にとってなじみのある会社ですね。本日はシステムのお話とともに、お肌のお手入れについてもお伺いしたいくらいです。



山下社長

はい、なんでもお聞きください。

いまお話がありましたが、お肌のお手入れやメイクには正しい知識が必要なんですね。ですから当社では、お客様とのつながりを大切にするために全国で5万7千人程いるローズメイトという販売員による訪問販売を軸に、商品とともにお化粧の知識や技術を提供しています。



——

5万7千人とはすごい人数ですね。しかし女性の社会進出やマンションのオートロック化が進み、訪問販売には難しい環境になっているようにも感じます。



山下社長

そのとおりです。そこで、現在では各地域においてお客様にお集まりいただく集客型の営業展開を行っています。時代の変化には対応しつつ、ひとりひとりのお客様に親身になってアドバイスを行う、という従来の強みは継続していきたいと考えています。




山下聰一郎氏 オッペン化粧品株式会社 代表取締役社長

——

お客様第一の姿勢がオッペン化粧品の強みですものね。

ところで化粧品業界全体を見渡してみて、現在の状況はいかがですか。やはり競争は激しくなっていますか。



山下社長

女性とお化粧はいつの世も切り離せない、ということで安泰と思われがちな化粧品業界ですが、パイの奪い合いという面では厳しいものがあります。現在では販売チャネルが多様化し、コンビニエンスストアでも安価な化粧品が売られるようになりましたし、通信販売でもさまざまな化粧品が売られています。競争は確実に激化していますね。このような状況に対応し、当社では通信販売などへも販売チャネルを拡大することも視野に入れています。また企業価値とブランド力をさらに高めるために株式の上場公開も目指しています。



山下紀子氏 オッペン化粧品株式会社 取締役副社長

——

なるほど。次の質問は女性である副社長にお尋ねしたいのですが、オッペン化粧品を愛用される方は比較的大人の女性というイメージがあります。今後ユーザー層をひろげていくことも考えていらっしゃいますか。



山下副社長

はい。05年の秋には、自然の原料にこだわって開発した基礎化粧品ブランドを発売しました。これなどは、ヤングアダルトから上のお客様はもちろん、あらゆる年代の女性に受け入れていただけることでしょう。また、若い女性に向けてはメークアップ商品を拡充し、アピールしていきたいと考えています。



——

さまざまな戦略を実行に移しているのですね。今回のITシステムの構築もこうした事業戦略への布石なのでしょうか。そのあたりのお話をぜひ次の章でお聞かせください。





新システムが、経営体質を革新。
堅実なキャッシュ・フロー経営へ。


——

目の前にある厳しい競争に勝利すること、そして株式上場の条件をクリアしていくこと。この2点の実現に向けてオッペン化粧品ではどのように経営の舵を切ったのですか。



山下社長

ひとことでいえば、企業体質、経営環境の改善です。

競争に勝利するためには、情報を迅速に集め、多角的に分析したうえでの素早い経営判断が不可欠ですし、ブランド力強化につながる株式上場の要件を満たすためには、情報を迅速に開示する体制も必要になります。

しかし、これまでの体制、システムにはその「スピード」が不足していたのです。そこで、上場ニーズを満たす、積極的な情報施策を打ち出し基幹システムの再構築作業を進めてきました。ここ5年の間に、会計システム、販売システム、物流システムを稼働させ、プロジェクトの総仕上げとして、生産情報システムの稼働を目指しました。生産情報システムを稼働させるまでは、なかなか一気通貫なシステムとなっていませんでしたので、その効果は限定的だったといえます。



——

それは、どこに問題があったのでしょうか。



山下社長

やはり、これまでの生産システムがネックとなっていたのです。生産管理システム自身はあったのですが、現場の実務レベルでは、表計算ソフトを駆使した運用となっていたため、基幹システムとの連携がとれず、原価計算に1ヶ月も費やすこともざらでした。そのため月次決算も1ヶ月遅れでやっと確定できるといった状況だったのです。これでは、スピード経営の基盤にふさわしいとは言えません。



——

そこで、各業務システムの連携に取り組んだのですね。



山下社長

はい。これまでに構築してきたシステムに加え、生産システムと原価管理システムを採用することにより一気通貫なシステムを実現し、生産計画・発注・仕入・出荷・在庫・原価に至るすべてのデータを統合しようと考えました。しかし、自社の業務への適応だけを優先したシステムではカンや経験に頼っていた自己流の生産方式から脱却できません。そこで、新たな生産情報システムでは、パッケージソフトを採用しました。

業務をソフトウェアの機能に合わせる、という発想です。



山下聰一郎氏 オッペン化粧品株式会社 代表取締役社長

——

しかし、使い慣れたシステムから一変するわけですから社員の皆さんには戸惑いがあったのではありませんか。



山下社長

正直なところ、戸惑いはありました。しかし、それ以上に情報統合による効率化やスピードといった効果を体感しています。たとえば、スムーズで確かな原価計算が可能になりましたし、徹底した原価管理により生産におけるムダを排除できました。なにより、生産計画に応じた適正な原材料仕入が行えるので、コストが削減できましたね。順調なキャッシュ・フロー経営が実践できるようになりました。



——

新しい生産情報システムが、経営体質を変えた何よりの証明ですね。





的確な生産計画。そして物流との連携。
在庫圧縮で見込まれるコスト削減効果は年間31%。


——

では、新システムの具体的効果を教えていただけますか。



山下社長

ムダやロスが大幅に減りましたね。例えば、需要予測や販売戦略に沿った計画的な生産により、余剰在庫がなくなりました。また、生産と物流の連携で工場からダイレクトにお客様へ商品を発送できるので、支店に在庫は不要となります。保管スペースや配送資材も節約できます。



——

色々な効果があるのですね。数値的にはどれくらいの効果が見込まれるのでしょう。



山下社長

在庫は金額ベースで約31%の圧縮、そして年間物流コストは約28%の削減を見込んでいます。また株式上場を目指す当社にとっては、システムに業務を合わせることで自己流から脱却し、業務の標準化が図れるという点も大きなメリットですね。

——

お客様にはスピード配送で喜ばれ、コストも削減できる。いいことづくめですね。その他にも効果は表れていますか。



山下社長

はい。原価計算が早く正確に行えるようになったので、以前は1ヵ月かかっていた月次決算が、今ではわずか6営業日で確定できます。これも経営にとっては重要なことです。月次決算が素早く確認できれば臨機応変に次の一手が打てますし、財務体質の強化にもつながります。また株式上場の暁には投資家の皆様に迅速に経営情報を開示することもできるわけですから。



——

経営体質を改善するシステム改革。そのパートナーに富士通を選んだ理由はどこにあったのでしょう。



山下社長

競合製品も検討したのですが、富士通のシステムは機能が充実していましたし、操作性の面でも現場から高く評価されました。会計システムにも富士通製品を採用していましたので、連携面の不安はありませんでした。私は常々、「十分なコミュニケーションがとれないといいシステムは完成しない」と考えています。

富士通のSEとはいいコミュニケーションがとれそうだ、と感じたことも理由ですね。




山下紀子氏 オッペン化粧品株式会社 取締役副社長

——

副社長は、富士通に対してどのような印象をお持ちになりましたか。



山下副社長

富士通のスタッフは当社の目指すものをくみとろう、実現しようと、一生懸命に取り組んでくれました。コミュニケーションにもサポートにも熱心でしたし、提案に期待が持てましたね。



——

なるほど。富士通の製品や熱意を総合的に評価されてパートナーにお選びになったのですね。では、最後に今後の事業ビジョンや富士通に期待することをお聞かせください。



山下社長

今回のシステムを基盤に、今後はさらに発展させて「攻めの経営」を進めていきたいと思います。そのためにも当社にあった提案を数多くしていただくとともに、これまで同様、きめ細かなフォローをお願いしたいと思います。



——

ITのパワーを革新に、そして躍進につなげていくわけですね。競争を勝ち抜くための経営体質の改善、そして株式上場を目指した業務の標準化。

あらゆる面でパワーアップしていくオッペン化粧品は、これからさらに女性にとってうれしい商品を開発し、提供してくださることと思います。

本日はありがとうございました。



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