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麻木
時代の変化を見据えて革新するという意味で、創業150周年を迎えた昨年、社内ITシステムを新しくされたんだそうですね。
青木
ええ。従来は汎用機中心の基幹システムで、販売管理、会計管理を行っていたのですが、処理の増大でレスポンスが追いつかず、夜間のバッチ処理が朝になっても終わらないなどの問題が出てきました。また各業務システムのデータが一元化されていないため、決算処理などにも時間がかかっていました。そこで基幹システムの革新を決意したのですが、まさに挑戦でしたね。
麻木
「挑戦」という言葉をお使いになりましたが、その意味するところはなんでしょうか。
青木
新システムは、販売管理/原価管理/財務会計/生産管理の各システムを、サーバをベースにシームレスに統合するというものでした。今回は創業150周年の節目にシステムを稼働させなければならず、それには9ヵ月の構築期間しか取れなかったのです。非常に短期間で構築するわけですから、まさに時間への挑戦でした。実際、9ヵ月で構築という条件を聞いて気後れしたベンダーもいました。そんな中、「できます!」と手を挙げたのが富士通だったのです。その熱意が富士通をパートナーに選んだ最大の理由です。
麻木
とても短期間という印象をうけますが、何か秘策でも。
青木
最も重視したのは、当社と富士通のコミュニケーションを密にする、という点です。構築の過程では互いの考え方、目指す理想のベクトルがずれることもあります。また当初の予定どおりにいかないことも考えられます。
こうした問題をできるだけ早く解決していかなければ、短期間でのシステム構築は不可能です。そこで毎週欠かさず、私も含め、プロジェクトメンバー全員で会議を開き、方向転換が必要ならその場で意思決定を下すようにしました。
麻木
9ヵ月間、毎週欠かさず会議を行うというのは大変だったのではありませんか。
青木
確かに、スケジュールのやりくりには苦労しましたね。しかし、あの会議を通じてスタッフ全員が激しく議論しあったからこそ、当社と富士通は同じビジョンを共有することができ、スムーズかつスピーディーに構築を進められたのです。富士通も毎回わかりやすい資料を用意してくれるなど、よくやってくれました。後で聞くと当社との会議の前日は富士通社内で大変な準備をしていたようです。
9ヵ月での構築という目標を達成できたのはスタッフ全員の努力のおかげと感じています。
麻木
熱い会議の様子が目に浮かびます。両社の熱い思いと結束力が不可能と思われた短期構築を可能にしたのですね。