
出演:富士通株式会社 ストレージシステム事業部 実装技術部 日高洋士
掲載媒体:日本経済新聞
掲載日:2003年11月25日
「ネジの本数削減による組立性と解体性のアップ。それが与えられた目標のひとつでした。」と話す設計者の日高洋士。
彼は、企業の膨大なデータ資産管理を支えるストレージ・システム「エターナス」の開発スタッフの一人です。
「VPSの操作を学ぶことから始まったので、試行錯誤の連続でした。おかげで、使用するネジの本数を従来機種の1/2に減らすことができました。」
設計から製品試作プロセスまでをシミュレーションすることで、最も環境負荷の少ない製品開発を可能にするVPS。
その導入によって削減できたネジの量を年間で合計すると約168万本、30cm立方の箱で約18個分になる計算です。それは解体時間の大幅短縮とリサイクル容易性のアップにつながり、約1.5トンの金属類の資源保護につながりました。またVPSは組み立ての容易性も向上させ、製造段階でのエネルギー使用量の低減にも貢献しました。
エターナスでは有害物質の削減も推進。クロムフリー鋼板やハロゲンフリー樹脂など代替素材の採用によって、製品が使われなくなった後のことまで配慮。さまざまな環境への取り組みによって、CO2も削減しています。
このように設計・製造段階だけでなく、製品のライフサイクル全体を通じて環境に貢献できるグリーン製品の開発をすすめる富士通。人と地球の持続可能な発展のために、私たちのものづくりは、つねに進化しつづけています。
注1 エターナス全機種について年間出荷台数をもとに算出。
注2 バーチャル・プロダクト・シミュレータ。